皆さん、着物はどこに保管していますか?
私の母の嫁入り道具の一つに着物専用の桐のタンスがありました。
いつもそこに着物をしまっていたので、着物は着物専用のタンスが必要なのだと思っていました。
しかし、私も大人になり、着物専用のタンスがあることは珍しいのでは?と感じています。
私自身も、結婚しましたが普通のタンスしか持っていません。
着物が好きな人は保管場所をどうするか悩んでいるのではないでしょうか?
今回は着物の保管場所について考えていきたいと思います。
着物は、どう保管すればいい?
そもそも、着物をしまっておくにはどうすればいいのでしょうか?
着物は、素材や柄が繊細であるため、保管方法に注意が必要です。
保管する際のポイントを挙げてみましょう。
- 清潔な状態で保管する
着物を保管する前に、クリーニングを行って清潔な状態にしてから保管することをおすすめします。また、着用した後は、すぐに保管するのではなく、陰干しをすることで湿気を飛ばし、カビや虫食いを防止することができます。 - 風通しの良い場所に保管する
着物は、湿気がこもるとカビや虫食いの原因となるため、風通しの良い場所に保管することが重要です。クローゼットやタンスの中に入れっぱなしにすると、湿気がこもってしまうため、衣服用の防虫剤を入れたり、時々風を通すようにしましょう。 - 折り目に気をつける
着物を保管する際は、折り目に気をつけて保管することが大切です。折り目をつけて保管することで、シワが寄らず、保管スペースを節約することができますが、長期間折り目をつけたままにすると、折り目がついたまま変形してしまう場合があります。そのため、数ヶ月に一度は、折り目を変えるようにしましょう。 - 日光や照明に注意する
着物は、直射日光や照明に長時間さらされると、色あせや劣化が進むことがあります。保管する場所は、直射日光や照明が当たらない場所を選ぶようにしましょう。
以上のように、着物を保管する際には、清潔な状態で保管し、風通しの良い場所に保管すること、折り目に気をつけること、日光や照明に注意することが大切です。
着物の保管場所は?
先ほどの点を考慮し、温度と湿度が安定しており、風通しがよく、日光や照明が当たらず、保管スペースもある場所が、着物を保管するために最適な場所ということですね。と言ってもなかなか難しいですね、ぐたいてきに考えていきましょう。
桐の衣装ケースを購入する
桐のタンスや衣装ケースは、着物を保管するのに適している素材の一つです。
桐は、木材の中でも特に湿度の変化に強く、湿気を吸収してくれる性質があります。そのため、湿度が高い時期でも着物を湿気から守ることができます。
また、桐のタンスや衣装ケースは、風通しがよく、密閉性が低いため、着物を通気性の良い状態で保管することができます。さらに、桐の香りが虫除け効果があるとされているため、虫食いを防ぐ効果も期待できます。
桐のタンスは値段も高いですが、桐の衣装ケースであれば1万円もしないものが多いです。
桐は風通しや防虫の面でも、着物にとって最適な保管場所です。
たとう紙に包んで、防虫剤も入れて保管しましょう。
ただそれでも入れっぱなしにはせずに、1年に数度は衣装ケースから出して、陰干しをするといいでしょう。
着物保管サービスを利用する
着物クリーニング店では、着物の保管サービスを提供しているところもあります。
クリーニング店なので、しっかりと着物のメンテナンスをしてから着物に適した環境で保管してくれますよ。
私が調べていたお店では、ひと月、一枚1100円ほどでした。
大切な着物や、値段の高かったものなど、しっかり保管してほしいときにはとても便利なサービスではないでしょうか?
宅配型トランクルームを借りる
宅配型トランクルームは、段ボールに収納して、自宅外の場所で保管してくれるサービスです。
空調も管理されており、出し入れも簡単で、料金も1000円以内のことが多いようです。(荷物の量によって変わります。)
着物にとって大敵の湿気や害虫への対策がとられていることが分かれば安心して預けられますよね。
宅配型トランクルームは様々な会社で提供しているので、着物保管に適したサービスを提供しているところを、ぜひ調べてみてください。
自分にとって一番いいやり方で保管しよう。
自宅はもちろんですが、着物は自宅以外でも様々なサービスを利用して保管することができます。
金銭的な面や防犯、メンテナンスのことを考えて、一番自分に合ったやり方で保管してみてくださいね。
これからも着物を大切に保管し続けてほしいと思います。
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