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うなぎを食べる日⁉ 土用の丑の日って何? 意味と由来を解説!

土用の丑の日アイキャッチ画像

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夏真っ盛り!暑い日が続く中、土用の丑の日を迎えます。

土用の丑の日は、古くから続く風習です。

多くの人々がこの日に鰻を食べますが、その背後にはどんな意味と由来があるのでしょうか?。

この記事では、そんな土用の丑の日の意味と由来に迫りながら、なぜうなぎを食べるのかを解説します。

さあ、土用の丑の日を知って、美味しくうなぎを頂き暑い夏を乗り越えましょう!。

目次

土用の丑の日とは一体何?

二十四節気 イラスト

土用とは何でしょうか

1年を24等分にした「二十四節季」という暦があります。
二十四節気は、昼が最も長い「夏至」と最も短い「冬至」で2分割し、さらに昼と夜の時間が同じになる「春分」と「秋分」で4分割、それらの間に「立春」「立夏」「立秋」「立冬」を入れて8分割、さらに3等分して24の節気に分けています。

春夏秋冬の4つの季節の始まりんにそれぞれ「立春、立夏、立秋、立冬」があり、「土用」はその「立春、立夏、立秋、立冬」の直前の18日をいいます。


この中で「立秋」は現在使われている太陽暦の8月7~8日にあたり、暦の上で秋が始まる日のことを言いますので、夏の土用はこの立秋の直前になります。 

丑の日とは

今では、日にちを数えるのに「1、2、3」と数字を使っていますが、昔は「子、丑、寅」と十二支使っていました。そのため、「丑の日」とは、十二支の順番で「丑」がめぐってきた日のことを言います。

つまり、夏の「土用の丑の日」というのは、立秋の直前の18日間の中の「丑の日」のことです。
18日の間に周期が1周するため、その年によって「土用の丑の日」が2回になることもあります。


土用の丑の日にうなぎを食べるのは何故?

うなぎのかば焼き

土用には、各季節の干支や季節にちなんだ食べ物を食べるという習慣があります。
夏の「土用の丑の日」は、「丑の日」にちなんで「」のつく物を食べると良いとされています。

外にも「土用の丑の日」に食べるといいとされている食べ物は、「土用しじみ」と「土用餅」があります。

しじみは鰻と同じように滋養があり、肝機能を高める働きがあることで知られています。そのためしじみの味噌汁やお吸い物を飲んで、栄養補給をしているのです。

「土用餅」は、土用に食べるあんころ餅のこと。これを食べると、無病息災で過ごせるといわれています。

うなぎを食べるのが広まった背景

「土用の丑の日」にうなぎを食べるという風習が広がったのは、江戸時代の発明家である平賀源内だという説があります。
一年で最も暑い時期に、こってりした鰻はあまり人気がなく、うなぎ屋さんは苦しんでいたそうです。
(天然の鰻の旬は冬でしたし…)

困ったうなぎ屋さんが平賀源内に相談しました。
平賀源内は、店先に『「本日丑の日」土用の丑の日 うなぎの日 』と看板を出すことを勧めます。

そうしたところ、そのうなぎ屋は大繁盛。
それを見た他のうなぎ屋さんも真似をしてどんどん広まっていったと。

これが「土用の丑の日」にうなぎを食べるのが広まった背景だといわれています。

平賀源内イラスト

これは、まあ一つの説ですけど…(^^)

土用の期間のマナーとは?

他にも「土用」に関しての話題はあります。

土から顔をだすもぐら

土に関すること

土用の期間には土いじりや増改築などの土に関する作業を避けることがマナーとされています。

土を司る神様である土公神(どくしん)を敬うために、土に対する配慮をすることが重要です。

土いじりや増改築を行うと、土公神が怒り、悪い運気を招くとされています。 そのため、土に触れる作業や土地に関わる大規模なプロジェクトは、土用の期間中は控えるようにしましょう。

代わりに、土用の期間には身の回りの整理整頓や掃除を行うことがおすすめです。
元々、土用は季節の変わり目であり、体調を崩しやすい時期です。 衣替えや模様替え、家や庭の大掃除など、新しい季節を迎えるための準備をすることで、清々しい気持ちで次の季節に臨むことができます。

また、新しいことを始めるのも土用の期間では避けるべきです。 結婚や引っ越し、開店などの新たなスタートは、土の神様への配慮と安定した気候や体調を考慮して、土用の期間後に行う方が良いでしょう。

土用の期間は伝統的な考え方や信仰の一環として、土に関する作業を控え、身の回りの整理や準備に時間を使うことで、より良い運気や健康を迎えるとされています。

丑湯

夏の「土用の丑の日」には、「丑湯(うしゆ)」に入る習慣もあります。

丑湯とは普段のお風呂にドクダミや緑茶、桃の葉などの薬草を入れて入浴する慣わしです。

毎日入浴することができない江戸時代などは。夏バテ防止や疲労回復のために丑湯に入ると、とても爽快だったと考えられます。

虫干し

夏の土用は、梅雨が明ける時期と重なるので、よく晴れた日に布団や衣類を干して湿気をとる「虫干し」も行われています。

土用の丑の日 鰻を食べて夏を乗り越えよう!

夏の厳しい暑さを乗り越えるため、土用の丑の日には鰻を食べる伝統があります。

鰻には栄養価が高く、夏バテの予防や体力回復に効果的です。

うなぎは豊富な栄養素を含んでおり、以下にその代表的な成分とその効果をご紹介します:

タンパク質: うなぎは高品質のタンパク質が豊富で、筋肉の修復や再生に役立ちます。

不飽和脂肪酸: オメガ-3系の不飽和脂肪酸が多く含まれており、心血管の健康維持や炎症の抑制に寄与します。

ビタミンA: 抗酸化作用があり、視力や免疫力の維持に寄与します。

ビタミンD: カルシウム吸収を助け、骨の健康をサポートします。

ビタミンE: 抗酸化作用により細胞を保護し、免疫機能を向上させます。

ビタミンB1:ブドウ糖をエネルギーに変えるために必要な栄養素。

ビタミンB2: 皮膚や粘膜の機能を正常に保つことに関わっています。

ビタミンE:強い抗酸化作用があります。

亜鉛:体の成長と維持に大切な栄養素です。

カルシウム: 骨や歯の形成と強化に重要な役割を果たします。

鉄分:赤血球の材料として全身に酸素を運ぶ役割があります。

これらの栄養素により、うなぎの摂取は身体全体の健康をサポートし、特に心血管、骨、筋肉、免疫機能に良い影響を与えます。
さらに、うなぎには疲労回復や滋養強壮、夏バテ予防などの効果も期待されています。
ただし、個々の栄養素の効果を最大限に引き出すためには、バランスの取れた食事と適度な運動との組み合わせが重要です。

土用の丑の日には多くの人々がスーパーでうなぎを買ったり、うなぎ専門店で食べたりします。
香ばしいかば焼き鰻の美味しさと栄養豊富な肉質が、元気な夏を迎える力を与えてくれます。

ぜひ土用の丑の日には、鰻の美味しさと夏の元気を堪能しましょう!

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