MENU

5月5日は端午の節句。ちまきに菖蒲、こいのぼり…兜!

本ページはプロモーションが含まれています

「端午の節句」というイベントが近づいています。初めて聞く方や、知っているけど詳しく知りたいと思っている方も多いと思います。そこで、今回は「端午の節句」について詳しくご紹介します。

目次

端午の節句とは?由来や意味について知ろう

端午の節句とは何か?
まずは、端午の節句とは何なのかについてご紹介します。端午の節句は、日本の伝統行事の一つで、毎年5月5日に行われます。男児の健やかな成長を願い、菖蒲の香りがする湯に入ったり、ちまきを食べたり、鯉のぼりを飾ったりする習慣があります。

端午の節句の由来と歴史について
端午の節句の由来には諸説ありますが、一般的には中国の伝説に由来するとされています。菖蒲の香りが悪い疫病を退治することができるという伝説から、菖蒲の香りがする湯に入る習慣が広がったとされています。また、鯉のぼりは、中国の広義の節句である端午節に関する伝承から、日本に伝わりました。

端午の節句の由来には諸説ありますが、一般的には中国の伝説に由来するとされています。その伝説は「屈原」という楚の国の優秀な政治家が主人公の物語です。屈原は、紀元前3世紀の中国の戦国時代に暮らしていた人物で、楚国の偉大な政治家であり詩人でした。しかし、ある時期になると彼の詩や言動が周りの人たちに嫌われるようになり、結局、王に追放されてしまいます。その後、屈原は悲しみや絶望から、江に身を投げて自殺してしまいます。そして、彼を慕っていた人々が船を出して、屈原の亡骸を救出しようとします。その時、魚や鯉が屈原の亡骸を食べようとするのを防ぐために、人々は菖蒲や艾などの草を使って、川の周りに飾ります。このようなことが起きたのが、旧暦の5月5日であり、それ以来、菖蒲や艾を使った飾りや、菖蒲湯を飲むなどの習慣が生まれ、端午の節句が始まったとされています。また、米を詰めた竹筒を投じて屈原の霊に捧げましたが、河に住む竜に食べられてしまうので、竜が嫌う葉で米を包み、五色の糸で縛ったものを流すようになったという話もあります。

端午の節句の意味と象徴について
端午の節句には、男児の健やかな成長を願うという意味があります。菖蒲の香りがする湯に入ることで、邪気や病気を払い、男児の健康を祈ります。また、鯉のぼりは、鯉が水を逆らって登ることから、健康や成功を願う象徴とされています。

また、最近では、男の子に兜を飾る習慣があります。兜は、古くは武具として使われていたもので、強さや勇気、男らしさを象徴するものとされています。男の子が成長して立派な男性になるように、また、厄や災いを避けるために、端午の節句には兜を飾る習慣が生まれたとされています。

以上、端午の節句についての基本的な情報をご紹介しました。男児がいない家庭でも、端午の節句は、家族が一緒に過ごす大切な行事の一つです。今年は、家族で一緒に端午の節句を楽しんでみてはいかがでしょうか。

端午の節句といえば…

鯉のぼり

鯉のぼりは、大型の吹き流しで、形は鯉の形を模したものです。多くの場合、親鯉と子鯉が一緒に吹き流され、家族の健康や幸せ、子供の成長や成功を願う象徴とされています。

鯉のぼりには、大小や色、柄などの種類がありますが、代表的なものには、赤い鯉のぼりがあります。赤い色は、男の子にとって「勇気」と「男らしさ」を表現するために使われています。また、黒や青の鯉のぼりは、父親や家長のために飾られることが多いとされています。

鯉のぼりは、端午の節句に関する中国の伝承から、日本に伝わったという説がありますが、中国と日本での文化的背景や習慣に違いがあるため、詳しい由来については諸説あるとされています。江戸時代には既に、日本独自の鯉のぼり文化が形成され、現在では日本独自の鯉のぼりの種類や色、形が存在しています。

中国の伝承によれば、古代中国では鯉の滝登りという競技があり、そこで勝利した鯉が竜に変身するという話があります。この話は、後に鯉が勝利の象徴となり、男児の健やかな成長を祈る象徴として広がりました。また、中国の南北朝時代には、江南地方で鯉を泳がせる習慣があり、これが後に鯉のぼりとして発展していったとも言われています。

日本では、奈良時代に中国から渡来した「五節句」という行事の一つとして端午の節句が定着し、その後、平安時代になると源氏物語や平家物語などの文学作品に端午の節句が登場するようになりました。また、鯉のぼりが日本に伝わったのは江戸時代に入ってからで、当初は華やかな花鳥風月の文化が根付く高級武家層の間で鯉のぼりが飾られるようになりました。次第に一般庶民にも広まっていったのは魚河岸(うおごし)と呼ばれる市場で取引されていた鯉を、広告のために吊るし飾りにしたことが始まりとされています。それが、やがて子供たちの遊びとして定着し、端午の節句に鯉のぼりを飾る習慣が生まれたとされています。

このように、鯉のぼりが端午の節句に関する中国の伝承から日本に伝わったという説があるわけですが、一方で日本独自の文化的背景や習慣に基づいた鯉のぼりの発展もあったとされています。

菖蒲湯

菖蒲湯(しょうぶゆ)は、端午の節句に関連して、身を清めたり、邪気を払ったりするために、菖蒲を入れたお風呂のことを指します。

菖蒲は、日本古来の植物で、清めのパワーを持っているとされています。菖蒲湯を入れることで、邪気を払い、健康になるという意味が込められています。また、端午の節句には男の子の健やかな成長を祈る意味もあるため、男の子が入ることが多いです。

菖蒲湯を入れる方法は、菖蒲を入れたお湯に入浴するだけです。菖蒲の根や茎を切り、お湯に入れて10分ほど煮出し、お湯を濾して入浴します。菖蒲の香りが浴室に広がり、リラックス効果もあるため、心身ともにリフレッシュできます。

花菖蒲(かしわばく)と菖蒲湯に使う菖蒲は、別種の植物です。花菖蒲は「Iris ensata」という植物で、茎や葉、花を飾りとして利用される観賞用の植物です。一方、菖蒲湯に使う菖蒲は「Acorus calamus」という植物で、茎や根を用いて湯をつくり、入浴剤や香り付けに利用されるハーブとして利用されます。両者は見た目も性質も異なる別々の植物であるため、注意が必要です。

ちまき

端午の節句に食べる代表的な食べ物の一つが、ちまきです。ちまきは、もち米を三角形に成形し、竹の皮やイグサの葉で包んで蒸したもので、中には甘いあんこや塩味の具が入ってるものもあります。

ちまきは、中国で端午の節句の時期に食べられるようになったとされており、日本には奈良時代に伝わったとされています。ちまきには、「魔よけ」「病気を防ぐ」「五穀豊穣」「長寿」などの縁起が良いとされており、端午の節句に限らず、節句や祝い事などで食べられることが多いです。

ちまきには地域によって様々な種類があり、材料や形、味なども異なるため、地域の文化や伝統が反映された食べ物として楽しめます。

「西はちまき、東は柏餅」というのは、日本における端午の節句において、地域によって異なる食べ物習慣を表す言葉です。西日本ではちまきを食べる習慣があり、東日本では柏餅を食べる習慣があります。ちまきはもち米を三角形に成形したもので、中には甘いあんこや塩味の具が入っていることが多く、蒸して食べます。一方、柏餅はもち米の皮であるもちを薄くのばし、あんこを包んで柏の葉で包んで食べます。どちらも、端午の節句に欠かせないお菓子として親しまれています。

五月人形を飾る

五月人形は、男の子の成長を祝うために飾られる伝統的な人形です。武士の衣装を着た男の子の人形で、刀や弓などの武器を持っています。

五月人形を飾る慣わしには、地域によって異なるものがありますが、一般的には家庭に男の子が生まれた際に、祖父母や親戚から贈られることが多いです。また、五月人形は、子供の健やかな成長を願い、風水的に良い方角に飾られることが多いとされています。

五月人形を飾る際には、特に気を付ける点がいくつかあります。まず、五月人形を飾る場所は、屋根裏や押入れなど、通常は使用されない場所に保管していることが多いため、事前に掃除をしてから飾ることが大切です。また、五月人形は、風通しの良い場所に飾り、湿気を避けるようにしてください。

五月人形は、男の子の成長を祝う大切な伝統的なものです。飾る際には、丁寧に扱い、きれいな状態で保管し、健やかな成長を祈りましょう。

端午の節句を楽しもう

端午の節句は、男の子の健やかな成長を願う節句です。そのため、家族で子供の健やかな成長を祝い、楽しい時間を過ごすことが大切です。家族で一緒にちまきや食べたり、五月人形を飾ったりするのも良いでしょう。

また、端午の節句は、季節が変わり初夏に入るころです。そんな季節の装飾として、菖蒲やかしわなどの緑色や、鯉のぼりや五月人形などのカラフルな色合いが目に鮮やかです。色鮮やかな装飾を楽しみながら、端午の節句を過ごしてみてはどうでしょうか。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次